猫田

獣は月夜に夢を見るの猫田のレビュー・感想・評価

獣は月夜に夢を見る(2014年製作の映画)
3.5
おとぎ話と呼ぶには残酷で、ファンタジーと呼べるほど幻想的でもない。でも、北欧の寂れた田舎町の風景が、あり得そうな不思議なリアリティーを持たせる。芽生える恋心、変化する体への戸惑い、 親への反抗。思春期の少女が大人へと変化してゆく過程をああいう風に描くセンスはファンタジック。監督がラースフォントリアー作品で美術アシスタントしてた人らしく観てみたかった。あの陰鬱としたDNAは少なからず受け継がれてる気はした。親分ほどじゃないけど
猫田

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