翼

サウルの息子の翼のレビュー・感想・評価

サウルの息子(2015年製作の映画)
4.3
メネシュ・ラースロー監督作品

「たまむすび」で町山智浩さんの映画評を聞いて気になっていた作品。
前情報ありで見たため「今なにが起こっているか」はわりと分かりやすかったですが、難しい作品には違いありません。

この映画を見るにあたって、《ゾンダーコマンド》という単語の意味を知っていないと導入で躓かないか心配です。
(《ゾンダーコマンド》→簡単に言うと延命と引き換えにアウシュビッツ収容所で働くユダヤ人。詳細はグーグル先生へ)


本作を見たとき、引き込まれていると次第に手に力が入って二の腕に爪を立てていました。
個人的には感動と衝撃のラストで、エンドロールでじわじわきて涙が。

アウシュビッツ収容所の話なのでそれ相応の覚悟で見てください。
色んな人にオススメしたいけど、自分は2度見たくないのでオススメし難い作品。
翼