このレビューはネタバレを含みます
気になっていたオッペンハイマーをやっと鑑賞しました。遅れて入ってごめんよ!!
すごく難しい。
前提知識が「原子爆弾をつくったっていうオッペンハイマーっていう人の映画」という小学生みたいなレベルで、しかも遅れて行った。こんなに混んでると思わなかったんだ。
まず、映画公開から1ヶ月ほど経ちますが、めっちゃくちゃ人が入ってるの!コナンやってんのにめっちゃ人入ってるの!昼回っていうのはあると思うけど、9割座席埋まってたの!しかも若い人が多い!びっくりした。
僕はおそらく本編開始5〜10分くらいで入ったので冒頭見逃してるんだけど、大丈夫なのかな。
全体的には『難しい』の一言に尽きる。
まず話が難しい。
前提知識がないので難しい。
話がぽんぽん進むのでわたわたする。
登場人物が多い。
登場人物が多い。
あと話が難しい。
(多分冒頭から見てたらどういう構成になってるのかわかったのかもしれないけど、途中から入ったのでわりと時系列混乱した)
全体的にオッペンハイマーの苦悩。そしてその周囲を取り巻く人々と、政治的に暗躍する人の話、ってところに落ち着いたけど、たぶんこの理解はめっちゃくちゃ浅い。
ただ、日本人としてものすごく言いづらい感想を書くけれど、作中で紡がれるトリニティ実験での描写が、あまりに美しくて泣いてしまった。
科学者たちが長い時間をかけて積み上げてきた理論が実証されるあの成功の瞬間は、学者たちの情熱を具現化したかのような、強い強い赤い輝きを放つ爆発の連鎖は、それこそ息を呑むほどに美しく見えた。
しかし、それによって起こった悲劇を知っているのでみんなの喜ぶシーンでは固い顔しかできなかったよね。
オッペンハイマーが、関わった科学者が、その後原爆によって起こる悲劇を理解できてくれたのが救い……救いかぁぁ??
映画駅にはそこまで悲劇的な描写がないのが幸いかな。
もう一度みてもいいかもしれない。