ハレルヤ

グレン・ミラー物語のハレルヤのレビュー・感想・評価

グレン・ミラー物語(1954年製作の映画)
3.9
アメリカの大御所ジャズミュージシャンであるグレン・ミラーの生涯を描いた伝記映画。

ジャズ界ではまさに伝説のミュージシャンであるグレン・ミラー。彼が駆け出しのところから始まり、いかにして自らの楽団を持ち、名曲の数々を残すようになったのか、それを2時間の間に巧くまとめ上げています。

グレンのミュージシャンとしての活躍だけでなく、妻のヘレンとのラブストーリーもありますし、楽団を持つ者としての苦悩や困難もある。偉人の人生を描いた内容の充実さはしっかりとあります。

そのグレン・ミラーを演じたジェームズ・スチュワートの堂々たる演技には、やっぱりこういう役はこの人だなと思わせるほど。台詞1つ1つを取っても説得力がありますね。

誰もが一度は聴いたことのあるナンバーの数々もテンションが上がりますし、今の時代においても耳にする曲ばかり。グレンの「誰にでも親しまれる曲を作る」という理念はしっかりと生きています。

ラストの訃報シーンはちょっとあっさり気味な気はしましたが、全体的によくまとまった作品だと思います。音楽映画としてもドラマ映画としてもとても見応えがあり満足しました。
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