1899年(明治32年)に撮影された、現存する日本最古の映画。
2009年に映画フィルムとして初めて、重要文化財に指定されたそうです。
歌舞伎演目「紅葉狩」より、6分
サイレント
撮影:柴田常吉
出演:九代目市川團十郎、五代目尾上菊五郎、二代目尾上丑之助、三代目市川新十郎(後見)
フィルム感度と照明技術の都合により屋外の即席舞台での撮影に。扇子を落とすというハプニングは風のせい?
しかし125年前とは思えないなぁ。伝統芸能だからか今と何ら変わらないような。
日本にシネマトグラフがやって来たのが1897年。
すぐに動画小屋みたいなもので観客を集め、映画会社も出来、日本産の映画・動画も沢山作られ巷の元祖映画ファンは盛り上がっていた。
なので本来フィルム自体は沢山あったはずなのに、残ってないのね。保存するという意識もあまり無かったのかも知れない。
こちらは撮影から4年後の1903年に初公開。
主演の団十郎さんは活動写真が大嫌いだったそうで、おかげで公開されなかったそうです。残っていたのもそのおかげ?
今回国立フィルムセンターの展示で見ましたが、フルバージョンこちらで見られました↓ご興味あれば!
文化遺産オンライン
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/449300