トロかじき

バラキのトロかじきのレビュー・感想・評価

バラキ(1972年製作の映画)
3.5
バラキ

1972年公開。我らがブロンソン作品!

1950年代。刑務所にいるジョセフ・バラキは命を狙われる。彼は過去、イタリアンマフィア「コーザノストラ」の一員で、組織に狙われる立場だった…

刑務所にいるバラキが語る過去、回想録で進んでいく。アメリカマフィア映画を観ていると聞いた事がある名前が出てきますね。ラッキーマルシアノとかね!

NYのイタリアンマフィアの話なのだが、バラキを演じるのは全くイタリア要素無いブロンソン!!でも流石にブロンソン。なんか見慣れてきます。

実話ベースの小説が原作で、映画化の話が出た時は登場人物のマフィアのボスやバラキ氏が獄中で生きていたので映画が作れず、両者が亡くなってからクランクインしたという。恐ろしいねマフィア実話脚本…

ゴッドファーザーシリーズと比べればグッと来る所は少ないが、ブロンソン含めマフィア映画好きなら楽しめる。下半身の掟を破ったヤツへの罰はやっぱり痛い!

映画では珍しい、フライトジャケット「A-1」、ハンチング、トラウザー姿のブロンソンが雰囲気あるオサレで良かった。

組織の中で生きたバラキの悲しい人生。
ヤクザ者の現実がありました。