Addie

さらば冬のかもめのAddieのネタバレレビュー・内容・結末

さらば冬のかもめ(1973年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

凍てつく公園でのBBQには
熱燗を差し入れてあげたい^^;

親に見捨てられたような環境で育ち、
万引きを繰り返し、
隊内で上官絡みの僅かな募金をくすね、
8年の刑が下された若者メドウズ。

軍や戦争の理不尽さに鬱積しつつ
そこで生きていくしかないことに気づきはじめている性格の全く違う下士官、
バダスキーとマルホール。

3人の真冬のロードムービー、
邦題が秀逸だと思う。

刑務所への護送命令を受けた当初は
若者をさっさと送り届け
手当を浮かせて帰路は豪遊する手筈だった二人。

ニコルソンのヤンチャぶりが
そうよそうよ、そうなのよ、と思わせる。
単細胞で、説教めいたことは言わないのだけど。

教えられたもの全てを
あえてなのか無意識なのか、
最後には投げ出してしまうメドウズの
やはりの若さと、
あっけない別れが悲しい。
Addie

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