沁みる…。
派手な展開はなく、映画のテンションもずっと低いまま。詩的な表現が多く、好みも分かれそうな作品です。
私は好きでした。
戦場カメラマンである母をイザベルユペール。ハマり役です。芯があって自立した女性。
長男がジェシーアイゼンバーグ。この人の映画は何となく一目置いちゃうのは何故だろう。結構好きです。
そして次男は名前はあんまり知らないけど、「13の理由」のあの子でした。「銃乱射とかしないよな?」とお兄ちゃんに言われる場面、吹き出してしまいました😆そういう脆く危なげな雰囲気のある子です。
タイトルの通り、なき母の残像をたどりながら家族が再生していくお話です。
みんなそれぞれ抱えるものがあって、それらは母との思い出ともリンクする。それぞれが断片的に思い出す母の姿から、家族の中にあった母の存在感が見えてくる。
じんわり沁みてくる映画でした。
ラストのコンラッドの夢。母が連れて歩いているお爺ちゃんに吹き出してしまいました💦ここ笑うところじゃないんですけど、ツボにハマりました😅