おだんごぱん

母の残像のおだんごぱんのレビュー・感想・評価

母の残像(2015年製作の映画)
4.1
沁みる…。

派手な展開はなく、映画のテンションもずっと低いまま。詩的な表現が多く、好みも分かれそうな作品です。

私は好きでした。

戦場カメラマンである母をイザベルユペール。ハマり役です。芯があって自立した女性。

長男がジェシーアイゼンバーグ。この人の映画は何となく一目置いちゃうのは何故だろう。結構好きです。

そして次男は名前はあんまり知らないけど、「13の理由」のあの子でした。「銃乱射とかしないよな?」とお兄ちゃんに言われる場面、吹き出してしまいました😆そういう脆く危なげな雰囲気のある子です。

タイトルの通り、なき母の残像をたどりながら家族が再生していくお話です。

みんなそれぞれ抱えるものがあって、それらは母との思い出ともリンクする。それぞれが断片的に思い出す母の姿から、家族の中にあった母の存在感が見えてくる。

じんわり沁みてくる映画でした。







ラストのコンラッドの夢。母が連れて歩いているお爺ちゃんに吹き出してしまいました💦ここ笑うところじゃないんですけど、ツボにハマりました😅