つるみん

アクアマンのつるみんのレビュー・感想・評価

アクアマン(2018年製作の映画)
3.6
『ジャスティス・リーグ』で初登場となったアクアマン。彼の単独映画がついに公開された。ヒーロー映画というとアメコミ特有の空中戦や圧倒的な肉弾戦がよく見受けられるが、水中戦というのは珍しい。その珍しさを十分に活かせなかったのが『ジャスティス・リーグ』だったので、本作に関しては単独という事もあり、ある程度満足はしている。

ヒーロー映画としては申し分ない出来なのだが、DCEUはこれで満足しているのだろうか?革命を起こせ!頑張れDCEU。
とは言っても素晴らしい映像体験をさせてくれたのは間違いない。海の中にいろんな都市が存在しているのならば、生い立ち以外の部分は全て海中で良かったんじゃないかってくらい綺麗な映像だったし、その世界観をもっと知りたかった。

親子関係、師弟関係も時間内によく描けていたのだが、海賊のブラックマンタは必要だったのか?あれを省けばもっと親子やデフォー師匠との関係を深掘り出来たとは思わないか。正直めちゃくちゃダサいコスチュームで引いたし、もし今後重要なテーマにブラックマンタが絡んでくるのなら良いが、キャプテン・ファズマ的な扱いだったら許さない。

キャストは豪華だった。
ニコール・キッドマン、ウィレム・デフォー、アンバー・ハード、パトリック・ウィルソン。そして我らがドルフ・ラングレン。marvelにはスライが出て、DCにはドルフか。なんだか面白い。
そして主役のジェイソン・モモア。もうアクアマンを演じるのは彼以外無理だろう。あれが本物。彼のおかげでアクアマンが好きになった。野太い声、茶髪混じりのロン毛、黄金の瞳、圧倒的な肉体美。ただ最後の締め方は完全にオプティマス・プライムのパクりで笑ったが。

それからエグゼクティブにザック・スナイダーの名が。おかえりなさい。
つるみん

つるみん