「この先ずっと、 うちは笑顔の容れもんなんです」
あぁ本当に…本当に観てるのがツラかった。
でも、観てよかった。
戦争は、どこにでもいる「普通の人」である心優しい主人公すずから、「かけがえのないもの」をひとつ、 またひとつと容赦なく奪っていきます。
それでも決して前へ進むことをやめないすずの姿に心を打たれました。
終わることのない空襲。
日常の風景のなかに突如として現れる地獄絵図。
そして劇中何度も挿入される「昭和二十年 八月六日」 へのカウントダウン。
「戦争はイヤだ。コワい。」
この映画は、きっちりとそう思わせてくれる傑作ですね。
2018 ー 6