演出や音楽はモロにホームドラマな作りなのに、展開としてクセのある変化球だらけ。
これが万人に受け入れられてることは不思議なんですが面白かったです。
垢抜けない部分やアクの強さに受け付けない部分も少しあるんですけど、そこも含めてこの映画の魅力なのかなと。
作り手が変なことをまっすぐな目でやってる「うわ、この人本気や！」な感じが好き。
あんなにダメな父親と結婚した母もまた昔はヤンチャだったんでしょう。
その価値観によって育った娘は多分人と違うから学校でいじめられてしまったのかと思う。
そこをまた独自の方法で乗り越えていく感じが良かった。
罪悪感を揺さぶったのか、こんなに狂った惨状が起こってしまうという怖さを感じさせたのか。
たとえ”変”と他の人から後ろ指指されたとしても、守ってくれる人わかってるくれる人はいるし、わからない人に対する独自のカウンターも持ってる。
次回作でまたどれだけ変なものを観せてくれるのか楽しみです！
