潜

湯を沸かすほどの熱い愛の潜のネタバレレビュー・内容・結末

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

自然と流れてくる涙に逆らえません。人って、だいたい自分が与えてもらわないと
人に与えようと思わないそんな動物な気がしているけど、こうやって、自分から人に与えて、自分に返ってくる人間になりたい。自分から動きたい。自分が愛情を知らなくても人に愛情を与えることはできる。誰かを幸せにできる人間になりたいと強く思いました。きのこ帝国のラストが合ってた。良い。
まず、安澄が制服を絵の具まみれにされた時にかあちゃんの口から出た「どの色が1番好き?」という言葉から号泣思慮深すぎる。。
おかあちゃんは赤が好きってその時言ってたけど赤が好きっていう伏線(?)を最後まで回収してて素敵だなと。「そのままじゃなにも変わらないんだよ」って安澄に言い放ったおかあちゃんの言葉にも号泣。鮎子のお漏らしに対し「全部出た?」という言葉にも号泣。一つ一つが優しくしてあげてる感がでてなくて、本当の優しさを感じる…
みんなおかあちゃんに抱き締められると自分の心に素直になれる。本当に素敵な人だし強い人です。初めて子供が欲しいなって思ったし、こんな母親にならなってみたいと感じた映画だった。
あとこれ配役が最高。オダギリジョー以外の人がやったら崩壊する映画だと思う。杉咲花ちゃんも大正解◎

葬式の時の小さい子とお父さんの台詞がちょっと微妙だったのと、死に際のおかあちゃんがリアルすぎて怖かったので(笑)この評価。
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