驚きの連続。あぁそういう展開になるんだねと思って見ているとその予想より更に一歩先の事態に直面することになる。
この脚本の構成はさすが。
宮沢りえの演技がとても見事で、表情といい言い回しといい、双葉さんを完全に自分のものにしている。そしてあの体躯のラインも役にぴったり。
皆の前ではずっと気丈に振る舞っていたのに、一人になりポツリと弱音を吐くシーンには涙をこらえきれなかった。
娘役の杉咲花さんもすごくよかった。
いじめられているところから、妹や母親に向き合うところ、難しい役どころだと思うがしっかり演じきっている。
オダギリジョーはダメ男役がよく似合う(いい意味で)。
そしてなんと言っても一番の驚きは最後のシーンでしょう。あれにはやられたけど、いい終わり方だなぁと感じ入った。
