花俟良王

顔のないヒトラーたちの花俟良王のレビュー・感想・評価

顔のないヒトラーたち(2014年製作の映画)
3.5
今私たちが知っているアウシュヴィッツを、自国の人たちが知らない時期があったということに驚いた。

世間知らずの堅物主人公が事実を知るごとにトーンも重くシリアスになり、構成のうまさを感じる。きちんとエンタメとして成立している。

過去の辛い記憶を語り継ぐ際に映画はとても有効だけど、説教くさいだけだと若い世代が観ない。この点は、もっと日本映画は意識すべきなのかもしれない。
花俟良王

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