春花とおく

顔のないヒトラーたちの春花とおくのレビュー・感想・評価

顔のないヒトラーたち(2014年製作の映画)
4.2
二時間という時間の割に長く感じたのは何故だろう。

カッコイイというのが第一印象。
特に、娘の惨状について話し感極まる男に対しそっと寄り添い抱きしめてあげるグニルカの優しさというか、もはや人柄の滲みのような行いが印象に残った。

有罪か無罪かでこの問題を考えたら 何も得られないぞ。

罰ではなく 被害者とその記憶に目を向けろ。

いい言葉。今、ロシアとウクライナが戦争をしている。日本だってかつてしていたし、それを「かつて」と切り捨てるのが正しいことかはこの作品が示すところである。スグにパッと言葉に出来ないが、私事として捉える考え方が大切なのだろう。
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