吹き替えより字幕で観ればよかったかなーーー？？？菅田将暉さんの吹替はプロの声優に比べれは辿々しさはありますが、ものすごい違和感というわけではなかったので全然観れるレベルなんですが…うーん。この作品だからなのか吹替で観てしまったら全体的にすごく浅いなぁと思ってしまいました。主人公の少年の声と里親となった女性の声はエヴァ好きとしてはテンションがあがったし、その他キャラにも豪華な声優が起用されていたのは嬉しい驚き。映像のクオリティは凄くてしっかりA級のクオリティではあるのですが、MCUや他のDCスーパーヒーロー映画と比べて対象年齢の低さを感じました。型破りなヒーローという面ではデッドプール的位置なのかな？だとしても比較すると個人的にはデッドプールのほうがかなり面白かったと思います。
好きなシーンは、ヴィランが親と兄に復讐するオフィスのシーンとヒーローの力を色々と試すシーン、そしてコミカルなラストシーンのみ。それ以外は、シャザムを好きになる要素が特にないのが手痛い。ヒーローとしての目覚めや代償、覚悟みたいなものがないまま「ただ強い」ヒーローに思えてしまったので、エンディングのDCヒーローをおちょくるノリも好きになれない。血の繋がり以上の家族というのが本作のテーマだったのかもしれないが、そこまでの感動はなく。続編がありそうなラストでしたが、たぶん観ないだろうなと思ってしまいました。
