シャザム！のひのネタバレレビュー・内容・結末

※この映画が好きな人は読まないでください。








マークストロングが死んでないやん！(暴言)
マシューボーンがハリポタ世界をエイリアンなバイオハザードでゴレンジャーにしたよ！みたいな映画だった。なんだよこれ……

えーーーーーんごめんなさい面白くなかったです…もう開始10分で席立とうかと思ったけど、いやこれから…これからきっとおもしろくなるから…と期待して、最後まで見たのに、もやもや〜っとした気持ちのまま終わってしまった。
クスッとできる場面はあったかもしれんけど胸糞悪かった…。ていうかシンプルにつまらなかった。
DCが明るい映画を作りたくてその路線を目指してるのはわかるんだけど、私は「ハングオーバー」「デューデート」系が苦手なので全く合わなかったです。ノットフォーミーだわ……
2016年版「ゴーストバスターズ」を見たときのガッカリ感でした。

ビリーがどうしてあんなひねくれものの性格になったのかのバックグラウンドが描かれてないから、ただただ嫌なやつにしか見えませんでした…周りの人間がいい人すぎるから殊更ビリーの感情の起伏が理解できない。早く終わらんかな…と思ってしまった。
兄弟姉妹はみんないいキャラでしたし、里親含むファミリーの絆を掘り下げてくれればまだ…まだいい映画だったんじゃないかと……えっこのシーンいる？みたいなとこいっぱいあったのに…見てる間ほんと暇だった。
ハグ好きの理由、大学を目指す訳、無口な設定の裏にあるもの……それぞれにいろんな過去があって…みたいなさあ。シャザム2があるなら回収してくれるのかな。知らんけど。

ヒーロー映画としての格好良さ？見せ場？はどこだったんでしょうか？かっこいいと思ったところ、バットラングが当たるところと、みんなが変身するところしかなく、いやその変身にしたって誰が誰かわかるまで時間かかるレベルで、無口くん普通に喋ってるし、いや喋るのはいいんだけど、いやもう………………別に重箱の隅をつつきたいわけじゃないんだけどな…各個人の能力も妹ちゃんのスーパースピード以外わかんなかったし。お姉ちゃんずっと触手と絡んでるだけだったじゃん。個性が死んでる。

舞台装置として親を使うことはよくありますけれど、結局あれは母親をどうしたかったんですか？胸糞悪いったらない。方位磁針のことも覚えてないし、それを「今のあなたに必要な者だよ」と渡したとて、いやあの母親の行くべきところってどこなんですか？地獄？
あの里親さんの家との絆を深めるために、母とビリーの家族の絆を和解もなくぶち壊したのが納得いかない。決別したいならもっと徹底的にやってほしいと思いました。あれじゃほんとにただの舞台装置だよ。
ていうか警察沙汰になったなら普通即施設行きじゃなく名前から親くらい特定できそうなもんですがそんなことないんです？マジでわからん…

事前に周りのファンたちが吹替キャストをたった30秒のCMで酷評してたせいでノイズがひどかったのかもしれない。本当は面白い映画だったのかもしれない。

最後スプスが出てきて、そこだけテンション爆上がりだった。その一瞬のためだけに席立たなくて良かったと思った。エンディングはバッツもワンダマも出てきて可愛かったですね。

ワーナーはこうやって明るい映画を撮っていってDCFUを盛り上げたいんだろうけど、今回の監督ホラー映画沼の人で完全にスベってるし、正直アクアマンだってジェイソンモモアじゃなかったらあそこまで盛り上がることもなかったろうし、監督としても脚本家としても優れてるベンを降板させたし、グラントモリソンの脚本まで持ってきたエズラのことだってどうせ切り捨てるんだろうし、もうダメだなと思ってしまった。あーあ。あーーーーあ。