セガール幹事長代理

残穢 住んではいけない部屋のセガール幹事長代理のレビュー・感想・評価

3.0
うちの部屋に何か出るんです系の話。

お化けの発生原因を考察する方法が登記簿謄本の取り寄せや聞き込み調査っていうのが不動産会社入社一年目って感じでかなり好感が持てた。
肝心のお化けが血まみれの若い女性ではなく湿度ゼロのお婆ちゃんっていうのも、小心者の私からすると実家に帰ったような安心感に近いものがあり、このあたりも加点ポイントである。
どうでもいいですが、お婆ちゃんの唇ってどうして内側に向かうのでしょう。

『土地の持ち主を辿りながら変化し続ける悪意を探る』っていうメインテーマに対して『んなこといったら日本全国心霊スポットだわボケ』って気持ちを抱くと途端につまらなくなるので、怒りの沸点低い人には向きません。

最後の20分あたりは『あれ、監督変わったの?』ってくらい雑ですが、観賞後に想像する余地をいい案配で残してくれる良作でした。

私事ですが、7年ほど前に女性と池袋駅北口にあるGっていうホテルに入ったんですけどシャワーから出たら私の財布ごと消えてたんですが、あれはどういう種類のお化けだったんでしょうか。
ホテル料金前払いシステムで本当に良かったです。

一人残されて素っ裸でタバコ吸う男の気持ち、貴方にわかりますか。

このレビュー見たら連絡下さい。
電話番号変わってないんで。