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イコライザー2のadeamのレビュー・感想・評価

イコライザー2(2018年製作の映画)
2.0
一見平凡な中年ながら、無敵の元CIAエージェントとして悪を成敗する裏の顔を持つ主人公をデンゼル・ワシントンが演じるアクションシリーズ第二弾。
前半では娼婦に身を落とした少女との交流が主人公の人間性や価値観を表し、身近な人助けの域を超えていく理由となっていましたが、今作ではその役割を悪の道に足を踏み入れかける青年に担わせています。
しかし、悪役にどこの誰だか知らないと言われてしまっている通り、彼の存在が物語に効果的に絡めているとは感じられませんでした。
主人公が無双する様も痛快といえばそうなのですが、その分手に汗握ることはありません。
単に強いだけでなく、アイディアをもっと駆使する戦い方を見せてくれれば、もっと満足感の高いアクションシーンになった気がしました。
一作目では自らの正義の元に悪を成敗する主人公を描き、二作目ではそんな自身のスタンスを棚に上げて同じような考えを持つ者たちを成敗する流れは「ダーティハリー」を思い起こさせました。
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