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イコライザー2のkumadaのレビュー・感想・評価

イコライザー2(2018年製作の映画)
4.0
 今秋、三作目が封切られます。復習のために見返しました。イコライザーの魅力は主人公が圧倒的に強い存在として描かれる部分でしょう。デンゼルワシントンの風格が、その設定に説得力を持たせています。本作でも、遺憾無く敵を次々と倒していきます。近接戦のときの体の動きに全く無駄がない。ナイフで相手を切り刻む時の軌跡に迷いがない。

 一作目では、1人の少女を守るためロシアンマフィアをひとつ丸ごと潰しました。本作では闇落ちした古巣の同僚たちをまとめて葬っていきます。

 物語の冒頭から嵐を予感させる風の音が効果的です。終盤への大嵐へと収斂していきます。同僚たちとの戦いだけでなく、1人の少年を正しい道に引き戻したり、老人ホームのある男性の願いを叶えたり。こころに訴える人情噺も挿入されます。善良な人には優しく、悪には情け容赦なく立ち向かうデンゼルワシントン。マッコールは彼のハマり役ですね。

 
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