えし

パッセンジャーのえしのレビュー・感想・評価

パッセンジャー(2016年製作の映画)
4.0
正義感の強すぎる人には向かないかも。

地球から宇宙コロニーへ向かう乗客5000人とクルーを乗せた移民船。
120年かかる航行で、30年を経過した時に船に隕石が衝突。何事もなく済んだように思えたが、その拍子に乗客1人だけがコールドスリープから目覚めてしまう。
残り90年で目的地に着くが、再冬眠は不可能。救難メッセージを送るも返信が来るのは当分先。乗組員でもない彼は船のコントロールの権限もない。
詰んでしまった彼はどうするのか。

SFにありがちな感じではありますが、とても楽しく鑑賞できました。
1人で過ごさなくてはならない主人公を見ていると、漫画『ぼくの地球を守って』の紫苑を思い出したなぁ。
クリスプラット演ずる主人公のことを利己的で自分勝手な人物だと決めつけるのは簡単なことですが、そこに至るまでの葛藤、懊悩を想像するに仕方のないことだと、私は思いました。
細かな粗が気になる方もおられましょうが、ジェニファーローレンスキレイやわぁ、クリスプラットもええ男やなぁと頭空っぽにして、頑張れ〜と応援するのが楽しいと思いますよ。
えし

えし