ランボーでありたい

ちはやふる 下の句のランボーでありたいのネタバレレビュー・内容・結末

ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)
2.3

このレビューはネタバレを含みます

原作は未読でございます
チラ裏駄文。見当違いな事を言っている可能性大

広瀬すずはやっぱりかわいい。松岡なんたらさんもいい。だっさいTシャツをジャージにインですよ、今の世の中。ぶら下げてたあか~い水筒もアホっぽくて好き。野村周平はいい声。まっけんゆう(いい響き)はイケメン。肉まん君はリンチされたと・・〆(・ω・ )かきかき

期待していたものはなかったです。”個人戦こそ団体戦”ねぇ。いい話だとは思いますが、そうですか・・団体戦(試合シーン)ガッツリ飛ばすんですね。もっとバシバシと連勝連勝でチームが勝ち進んでいくもんだとばっかり思ってました。特色ある他校との対戦、バチバチの戦いが見たかったんじゃあ~~!!ストレートにスポ根をやってくれるもんだとばっかり・・。オモイコミヨクナイネ(/ω\)

この前・後編の映画を作った方々は前編のどこが魅力になるか?どこが観客にウケそうか?を見越して後編を作ったわけじゃないんだろうな~。なんかそんな気がする。
原作にあるものの取捨選択をミスったんじゃん?「上の句」は偶然出来上がった傑作だったのか・・。「下の句」は凡百の並邦画に成り下がりました。正直ダメ後編だこれ。
「上の句」が凸凹チーム団結ものの青春映画だとしたら、「下の句」は、しんみり内面葛藤ものの映画になってしまってました。後編で今更ウジウジ悩み始めるのとかもういいよ・・。100分しかないのに、長々とやるのは勘弁してくれ。さらっと触れる程度にとどめて、成長したアイツらが頑張って試合する姿だけで前編のファンは大興奮だったはずなのになぁ・・。
勝負の勝敗で盛り上がりを作る訳ではなかったようなので、やっぱ画的にもお話的にも地味な仕上がり。
まっけんゆう演じる新は「下の句」まで散々引っ張ったのに大した見所ないし、同じく準主役のはずの野村周平演じる太一も「上の句」であらかた成長しきっていたという事もあってか、全国大会(こちらも下の句でと言ってしまいたいくらい)での活躍シーンはほぼ皆無。なんか頑張ってる風のスーパースローモーションで片付けられてました。あの試合は結局勝ったの?負けたの?「渇き。」に出てた首が長い彼との因縁あったジャンかよ~。結果教えてよ~!!
あとカルタの先生役の國村隼がなんかさらりとゲスな台詞を言ってた気がするんですが、詳しく思い出せないので忘れてやります。

「上の句」のような”行くぞ全国!!これぞ青春部活動”的な素敵な展開を期待してはいけません。ウジウジと散々悩んだあげく、楽しくカルタして『私はなぜカルタをするのか?』というまぁ~今さらな悩みの答えを見つけるまでのお話です。(こんな感じの結末と知っていたら・・)
『続編に乞う御期待!!』ってことなんでしょう。東宝は相変わらず、がめついぜぇ。

とはいっても

ちはや『またカルタやろ?』
しのぶ『いつ?』

は最高でした。
ドキっとさせられた名シーン。すご~く萌える。

*スーパースローの使いどころは難しいみたい。”間抜け面の引き伸ばし”みたいなダサい画も多々あったし・・。