ねこ

ちはやふる 下の句のねこのネタバレレビュー・内容・結末

ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

上の句を観た勢いのまま下の句。
幼馴染3人の絆、チームの絆の話が主軸。新をひとりにしないため、また3人でかるたをしたい思いからクイーンしか見えなくなっていく千早のまっすぐさに、胸が痛くなる。
個人戦も団体戦、の言葉が本当によかった。個人戦の中にみえないはずのチームがみえて、それがちゃんと新にもみえていたのがじんとした。新が言った「なんであんな楽しそうなんやろ、千早がやるから、そう見えるんかな」がすべてだと思った。

三角関係視点では、新の「なんとなく、ずっと千早は太一のもんやと思っとった。でも、千早は別に誰のもんでもないでの」からの、太一の攻めがるたの返しが印象的。いいなあと思った。

また、下の句から参加の若宮詩暢役、松岡茉優ちゃん。圧倒的な存在感。わたしはこのちはやふるシリーズで、詩暢ちゃんが一番好きでした。表情、声、話し方、所作全てが真のかるたクイーンそのもので鳥肌が立った。千早との対決シーンも本当にすばらしいです。

かなちゃんの言った「ちはやふる」の意味が映像になって伝わった瞬間、ぞわぞわっとした。萌音ちゃんの声はどんなときでも、どんな言葉でも素敵。

☆ 人はいさ 心もしらず ふるさとは
花ぞむかしの 香ににおひける
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