やや

スパイダーマン:ホームカミングのややのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

想像していたよりもポップで少年漫画のような観やすい作品。
主人公が15歳の学生だと知らずに観たけれど、大人に認めてほしいのに認められず空回りさらに焦って…という年相応の純粋さ未熟さ、応援したくなる。
スパイダーマンってあの見た目でも声と動きがかわいいとかわいく見えてくるものだね。ふしぎ!
普段の声が高いからこそ尋問モードは面白かった。笑

しかしいちばんかわいいキャラNO1はネッドくんでしょう!
親友がスパイダーマンだとわかった後のウキウキ具合と、憧れの"イスの男"になれた時の仕事っぷりとはしゃぎようがかわいすぎてこれは完全にヒロインですわ…推します。

蜘蛛の糸のみで魅せるアクションは爽快感がある!
変身ヒーローではなくてスーツをいちいち着替えてるのにも驚いきつつ笑ったけど、あの糸って自分で作ってたんだね。
瓦礫に挟まれ、スーツに頼らず心からヒーローになったシーンは表情の演技も良くてとてもカッコいい。

敵がリズの父であることで生まれる葛藤と車内の緊迫感。
悪でも1人の慕われる父。大好きな人の愛する父。スーツを剥奪されてしまった今、全てに目を瞑れば日常に戻れるとしたら…正義を貫くのかどうか。
リズには父が生きているだけでも感謝してほしいものだけど何も知らないから仕方ないよね。
人知れず戦うヒーロー、切なくもカッコイイ。

ラストはアベンジャーズに入らなくてビックリしたけど、一連の出来事でひとつ大人になったんだね。
学校や恋と正義や承認欲求で揺れる思春期ならではのピーターの成長物語、とても楽しかったです。
やや

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