あみるかん

スパイダーマン:ホームカミングのあみるかんのレビュー・感想・評価

4.3
スパイダーマン3度目の映画化となる今作ですが、原作コミックに最も年齢や設定が近いという印象を受けました。一方でスパイダーマンが新聞社のバイトカメラマンではなくYouTuberに、フラッシュはインド系に、メイおばさんは若返るなど、現代の事情に合わせた設定の変更が数多く見受けられて面白かったです。
ヒーローでありながらアイアンマンから課された規制に反発して感情的に活動する少年スパイダーマンと、ヴィランでありながら冷静に状況を判断して闇稼業を取り仕切るヴァルチャーの対比がとても良かったと思います。
予想を裏切るどんでん返しの展開もあり、久々に全く映画館で眠くならずに最後まで観きることができました。
かつて『バットマン』でバットマンを演じ、その後アメコミ映画というジャンルを確立する上で大きな役割を果たしたマイケル・キートンがヴァルチャーを演じているという点も重要なポイントですね。
あみるかん

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