さよならの朝に約束の花をかざろうのあみるかんのレビュー・感想・評価

『あの花』『ここさけ』で脚本を担当した岡田麿里の初監督作品。脚本家が監督するってどうなの？と訝しみつつ観ましたが、とても良かったです。

可愛らしいキャラデザに反して岡田麿里らしい暗い影のあるストーリー、そして厳しい現実を何とか受け入れて前向きに生きて行こうとする人間の強さが繊細に描かれていました。

個人的にファンタジーはあまり得意ではないのですが、壮大な世界観の中を生きる人々が現実世界に通ずる問題で悩む姿を描くことで、作品のテーマがより際立っていたと感じました。

岡田麿里さんに今後も注目です。