へちょりーの

スパイダーマン:ホームカミングのへちょりーののレビュー・感想・評価

4.0
みんな大好き!スパイダーマン!
「キャプテンアメリカ/シヴィル・ウォー」でトニーが連れてきた時のワクワク感をやっと堪能できた作品。

物語のスタートもシヴィル・ウォーから始まる。
(もちろん見てなくても楽しめる作りにはなっている。)
主人公のピーター・パーカーが15歳の高校生ということで、作品を通してピーターの成長物語になっている。
リズとの恋仲も絡んでくることで青春映画のような、これまでのMCUにはなかった甘酸っぱいシーンも。
これだけの作品数を以っても、振り幅を広くかつストーリーの芯がしっかりしているMCU。
そりゃファンも多いはずだ。

何と言っても今作のメインヴィランである、バルチャー役のマイケル・キートンが素晴しい。
主人公ピーター役のトム・ホランドが霞んでしまうほど。
車の中でピーターがスパイダーマンだと見抜くシーンがまた秀逸。
運転をしながらでの表情であれだけの表現ができる俳優は多くいないだろう。
それぐらい見入って、ドキドキしてしまった。

残念なところがあるスパイダーマンだからこそ、ヒーローなのに人間味があり「親愛なる隣人」として全世界にファンがいるのだろう。
大好きだよ、スパイダーマン!