Dumbo

しあわせへのまわり道のDumboのレビュー・感想・評価

しあわせへのまわり道(2014年製作の映画)
4.2
なぜこんなに次々と辛い事ばかり起きるのか…

人生には何度も、
立ち止まってしまう時がある。
どっちに進んだらいいかもわからなくなって、
ただ立ち尽くす…

心の許容量を超えてしまい、
一歩も前に進めなくなりました。

もう、アクセルを踏むことができない…



そんな時にGAMAKOさんのレビューを読んで、
これはこんな私が
今観るべき作品と確信したので、
予定を変更して最優先で観ました。

“似ている作品”の欄に、
『マダム・イン・ニューヨーク』があったので、勇気がもらえる予感がしました。

うん、たしかに似てる。
『マダム…』は女性がインド人だけど、
こちらは男性がインド人。
どちらも、女性が一歩を踏み出すお話。



インド映画じゃないけど、
時折流れるインド風な音楽と、
シク教寺院のシーンに、
なぜか心躍る…
私は前世に何かこの国に縁があったのかな⁇笑

ターバンの中の髪の毛は
あんな風になってたのか〜!初めて見た😳



書評家のウェンディ。

本に救われたという彼女の部屋は本だらけ。
引っ越しの時も本がいっぱい。
年齢もおそらく私と彼女は同じくらい⁇
いろんな事が被ってて…
最初は共感というより、人ごとと思えず、
なんか辛かった😭

そして私も運転が苦手だ…
免許は持ってるけど、
もう長い間運転していない。
車に傷をつけた時に、夫に人格否定までされて
それ以来、運転できなくなりました。

…また謎の自分語り、すみません💦


心がボロボロの状態で、
気持ちをわかってくれる人に出会ったら…
でも、それはダメでしょ…
そこは前に進んではダメなこと…と、
ドキドキしながら観てましたが、
ドロドロの不倫劇にはならず、
常識と大人の道徳観念がある二人でよかった。
でも…
大きい声では言えないけど、
お互いに尊敬できるというところから
始まる恋って、
いくつになっても憧れてしまう…

激しい体の関係よりも、
言葉が欲しい
それもすごくわかる。

切ない、大人のプラトニック・ラブストーリー
もちょっと味わえます。



邦題はトム・ハンクスの『幸せへのまわり道』と
同じだけど、
全く関係なかった💦


少し高めのスコアは、
シンクロしている今の私の気持ちの表れです。
(ダルワーンのような人には出会えてませんけどね…)


今はまだ心が弱りすぎてて、
前に進むことはできそうにないけど…

最後のウェンディの笑顔を見たら、
私もまずは泣くのはやめて、
笑ってみることから始めようと思った。


そう、人生に必要なのは、
少しの勇気とアクセル!


そしていつか、
私も前に進める時が来たら
自分にこう言おう…



さあ、前に進んで!

でも無理はしないで、
“味見しながら”少しずつ。



Learning to Drive
Dumbo

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