はま

COP CAR コップ・カーのはまのレビュー・感想・評価

COP CAR コップ・カー(2015年製作の映画)
3.5
おや…?
おやおや〜…?

面白いじゃないですか…!

ここでのレビューやtwitterでの評判を見る限り「サスペンスではないよね」みたいな感じだったので、そうやって期待値を下げた状態で見たのが逆に良かったのかも。
確かに序盤はスロウな雰囲気でサスペンス感は全然ないんですが、そうやって油断してたらいつの間にか恐ろしい事件に巻き込まれてるというか…最初と最後の印象の違いはすごいなぁと思いました。

この映画が楽しめるか楽しめないかの大部分は少年達が握ってそう。私は序盤からすっかり気に入ってしまいました。
「チンコ」「おっぱい」
「ヘビの穴潰そうぜ」
「あれにタッチした方が勝ち」
もうね〜〜(笑) 言う事やる事全部が「クソガキ」を表しててめっちゃくちゃ共感できました。私もまだまだ「ウンコ」で笑えるクソガキの心が大いにありますので。
なのでもう私の分身が映画に出てるみたいな、クソガキである私も一緒に危険に飛び込んでるみたいな、そんな気持ちで見てたもんだから…そりゃケヴィン・ベーコンに迫られたらハラハラもしますよ。
カッコよかったですけど。

そのベーコン、私の分身クソガキに遊び半分(知らず知らず)で死体の入ったパトカーを盗られちゃうという、極悪警官であると同時になんともマヌケな人。
しかしクソガキといいベーコンといい、短い時間で端的にキャラクターを表現していて台詞の少なさの割に分かりやすさが光ってます。

ストーリー的なハラハラもあったり、演出的なハラハラもあったり、サスペンスとしては弱くても先の展開が気になってしまう興味深さはありました。終わり方も「……ぉお〜〜……」ってちょっと唸っちゃったし。

そしてこの一連の事件はコナン君でも真相解明にはめっちゃ時間かかりそう(笑)
はま

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