不思議な力を持つ子を連れて逃亡する両親のSFヒューマンドラマ。
説明もなく流れで想像させるストーリー。
宗教団体に利用されていた子アルトンを連れ戻した父とその親友だが、無線や電波を傍受したり操ったりする能力のため悪意はないが国家機密情報を漏洩させたり軍事衛星を破壊したことで、教団とFBIの2者から追われる身となるのが大筋。
で、どうやらとある座標地点へ3日後までに辿り着かねばならない様子。
なぜこの子は人間世界にいるのか？とか、両親は本当の親ではないのか？とか、高次元の世界って何？とか、よく分からないまま話は進むんだけど、取り敢えずスリリングな逃亡劇としては面白かった。
実力派俳優で固めたキャストは見応えあるが今一つ盛り上がりに欠けた感じ。
「僕のことは心配しないで」と言う子に「いつも心配してるよ親だから」と返す父。
そうなんだよね、子はいつか親元を離れて行くけど親からしたらずっと子供なんだよね。
涙は出なかったけど何だか暖かい余韻が残った。
竹取物語の現代版かな（笑）
監督 ジェフ・ニコルズ
キャスト
マイケル・シャノン
ジョエル・エドガートン
ジェイデン・リーベラー
キルステン・ダンスト
アダム・ドライヴァー
サム・シェパード
