たまに世界観がわからなくなるけれど、不思議なファンタジー。本当なのか幻覚なのかということよりも作家の苦悩を感じた。
主人公が文豪ということもあってか台詞の一つ一つが日本語は美しいとはっとさせられた。そして、上品で控えめのようでドキッとさせられる。今の時代は言葉に飢えているように思う。
これでもかというほどの効果音が使われそれによって雰囲気一つ変わるので面白い。
衣装は確か澤田石さん。大人になることでスカートの丈が長くなっていたり、ちょっとしたデザインも見所。とても彩度の高い赤には金魚色と名付けたい。
また、裸体のシルエットの美しさはライトの当て方も含めこんなに綺麗なのかと思った。