ぽんぬふ

シン・エヴァンゲリオン劇場版のぽんぬふのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

庵野さん、元気なんだね。エヴァとはとても思えないほど健康的なフィルムだった。二次創作かと思うような『この世界の片隅に』パートも、戦闘シーンのシュール画面乱れ打ち(たのしい)も余裕とサービスが感じられる。少なくとも今までの不健康な捩れじゃない。
一回セリフで説明してから画面に出すのはなんとなくエヴァっぽいけど、でもTV版の演出はもっとバキバキ速くなかった(要確認)?音も。もっと詰めて2時間になってたら傑作って思ったかも。
何はともあれ久しぶりに本気の『ホーリーマウンテン』型エンディングみて、清々しい気持ちになれた。ほんとに元気でなによりだ。
あとはついでにナディアも救ってくれたら、、ラストの青い海と砂浜、劇伴が『ブルーウォーター』だったら泣いてたよ(勝手)。

追記
エヴァオタの友人の意見を聞いた。そもそも今回は特撮とアニメの合いの子みたいな特殊な製作をしており(リメイクのライオンキングみたいな?)、そういう意味では昔ながらの絵コンテ演出作画撮影というアニメとは別物なのかもしれない。エンドクレジットによくわからん横文字の役職いっぱいあるなとは思ったが。特に戦闘シーンの演出が昔と比べてぬるいと感じたのはそのあたりの根本的な違いなのかも。そう考えると興味も湧いてくるし、そもそも金と時間を湯水のように使える作品じゃなきゃこういう実験はできないわけで、ちゃんと尖ったことやってるのはすごいと思うよ。
あと、地元のよく知ってる図書館がロケ協力でクレジットされてたけどどの場面かわからん。あのバス図書室かなあ?
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