東雲

シン・エヴァンゲリオン劇場版の東雲のネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

私はこの作品を見る為だけにアニメ版、旧劇、新劇を一気見した所謂にわかなので、作品自体は好きではあるもののやはりこの日を26年間待ち続けたコアファンのように良いレビューは書けないし、思い入れも特にないので点数もさほど高くはない。2時間半も必要だったか?とすら思ってしまう。

他の方もレビューで言っていたが
「何を言っているのかわからないけど何をしているのかはわかる」一言で言ってしまえばそんな作品だった。集大成で終劇であるのにも関わらず知らない用語がバンバン飛び出してきて、いちにわかファンの私が理解するのにはかなりの時間を要した。(未だにわからないのもある)

歳を重ねたキャラクターやカジとミサトの子供が出てきたりしたのはにわかとは言え、胸が熱くなった。

今まではお互いロクに向き合いもしなかったにも関わらず、最後は話し合いで解決しようとしたシーンはシンジは大人に成長したと同時に父を超えた瞬間であったように見えた。

勝手な考察だが、キャラクターたちの台詞からしてエヴァは俗に言うループもののアニメだったのだろう。アニメ版、旧劇までがループの最中。新劇と今作がそのループから脱した物語だったのだろうと思う。

ラスト、シンジとマリがいた駅名が何処かわからなかったので調べてみると庵野秀明の出身地であるとわかり、この人の人生の集大成でもあるんだなぁと感嘆。

でもやっぱり最後の最後まで碇ゲンドウだけは好きになれなかった。ユイに会いたい気持ちはわかるし、シンジに対してああいう対応をとってしまっていたのはこういう過去があったからなのかと理解はできたがやはり異常だし、そんなに好きなのに赤木博士親子を食べてるの中々のクズだろ...

映画を観た後の率直なレビューはこんな感じだが他の方の考察を見ていると新しい発見や知識が増えるのでそれらを踏まえてもう一度観てみるとまた違った作品になるかもしれない。
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