おーもり

シン・エヴァンゲリオン劇場版のおーもりのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

唯一、エヴァンゲリオンが終わったという事だけは理解できた...
いや、面白かったけども
観るまでネタバレ踏まなかったし、観た人は何も言えないと言ってる理由って、あらすじと結末を語れるレベルで飲み込めた人と語彙力を持って解説できる人が居ないからなのでは。

前作の反省からなのか、キャラの心情を別のキャラが代弁正論パンチぶっ込んでくれるのは新しいと思った。 お気持ち表明しつつ掛け合ってくれるし。
何が起きるのか何故なのか全部解説してくれたのだろうけど、初めて聞く単語と日本語で全然ワカランカッタ。

使徒に変わり登場するエヴァ達の禍々しいデザインは流石の奇想天外具合で拍手。
自分の限界を知ったシンジくん。エヴァ乗りたての頃はあんなに皆から褒めて優しくされたいとのたまっていたのに、その対比にもぐっとくる。
絶望の淵からの復活劇を丁寧に描き、ラストはきちんとこの話の主人公として迷いのない眼になったね。
この話の決着をつけるためにはド派手なアクションシーンではない。絶対に必要な父親との対話。
ぐへへ・・・ゲンドウちゃん、口では強気な事を言っているがATフィールドの方は正直だなぁ。

未だに少女たちのセクシーショット()を用意する必要性がまっったく感じられなかったな。
こういう描写って主人公に向けて行われるっていう建前があったうえで、主人公の向こう側にいる我々観客も一緒にドギマギする。っていう構図があると思う。良いか悪いか置いといて。
新海作品なんかも特にある。まぁまだ童貞主人公があわあわしてキモイと言われる前提(監督も童貞=気持ち悪いと自覚的な筈)で作ってると思ってるけど。
序破時代のシンジならまだしも、Q以降シンジはもうとっくにそんな興味失ってんだから。
シンジすっ飛ばして、製作陣からお前らこんなの好きだろ?てきな客向けのサービス(?)としか思ってなさそう。
あと今どき語尾に「にゃぁ〜」とか何世代前のキャラ付けだよ寒いなーと思ったり(まぁ昭和歌謡歌う精神年齢親世代キャラだから古くささは狙ってるのかもしれんが)