『カメラを止めるな！』の監督も参加していた、若手クリエイターが送る短編作品集。
【猫まんま/上田慎一郎監督】
〇カップル漫才を生み出し、そこそこの人気や地位も獲得した男女。しかし二人はずいぶん前に分かれており、女は自分の人生のためコンビ解散を言い渡す。ちょうどその日、同じく漫才師をしていた父の訃報が届き……。
上田監督らしい、笑いどころあり、ドラマ有りのとっても良い作品だと思いました。
女漫才師を演じる木南晴夏の表情から何からはまり役でした。
【ひかりと嘘のはなし/早坂亮輔監督】
〇SF好きの中学生のひかりは悪戯半分で「私はあなたの未来の娘です」というメールを見知らぬ人に送った。そこでまさかのひかりの話を信じる男性が現れて……。
猫ちゃんの出番が多い（嬉）
話を膨らませれば長編映画でも通用しそうなくらいだと思いました。
【一円の神様/浅沼直也監督】
〇母娘で財布をスリお金を集める日々。普通の生活を夢見てお金を貯めていたが、ある日捕まりそうになり……。
面白い面白くない以前に、題材が苦手でした。
母親がスリをするくらいならまだ良いのですが、それを娘にも教えて一緒になって盗んだ財布を漁る姿は嫌悪感以外の何物でもない。
これがバッドエンドだったらよかったのですが、家族愛を感じるラストのせいで、モヤモヤ。毒親じゃんか。
【ホテル菜の花/中泉裕矢監督】
〇山奥にあるホテル・菜の花には物静かな支配人と３人の男が住み着いていた。そこへ、女性が一人やってきて……。
これも猫の出番が多い（嬉）
雰囲気というか空気を作るのが上手い監督なんだなぁと思いました。
それにしても、みんな猫がちょい役止まり。
一人くらいがっつり猫映画を作って欲しいと個人的には思いました（笑）
