Kuuta

ぼくの伯父さんのKuutaのレビュー・感想・評価

ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)
3.7
オートメーション化された家と、下町の暮らしを対比させる。電動ドリルが古い建物を壊す中でも、犬は駆け回る。

音の演出が良い。噴水のドボドボ、ブザー、馬車の音、メインテーマ。奥で人が動いたり、手前でドタバタしたりする、ドライで計算された画面構成(叔父さんのアパート等々)。

死んだ魚といがみ合う犬が、生と死をめぐる今作のテーマを象徴しているのかもしれないけど、そんなことを考えるよりも先に犬の可愛さに顔がほころんでしまう。全体にそんなテンションの映画でした。75点。
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