ストレートで王道な物語。それを突き詰めれば捻りなんてなくてもこんなにも面白くなるのだ!ということ教えてくれる。
やや強引に感じられる主人公の動機や話運びに牽引され、悪く言えば単純、よく言えば純粋で直球どストレート物語が展開していく。このような抽象度の高い物語は「マハーバーラタ」という神話的叙事詩をベースにしているからであり、カッタッパの語りで現在パートから過去パートへ移行するというような特殊な構成もここからきているらしい。だからこそ多少の粗や強引さがノイズにならずに鑑賞することができた。
本作は二部作の前編、しかも過去パートと現在パートのどちらとも途中で切り上げられるものの単体として十分に面白く、しっかりと後編が気になる作りになってる。あのクリフハンガーはズルすぎるけど笑
アクションは見やすく、楽曲も素晴らしい!