blacknessfall

お!バカんす家族のblacknessfallのレビュー・感想・評価

お!バカんす家族(2015年製作の映画)
3.5
日本のメタラーの主流派ってBURRN!の超保守的で鈍いセンスとマーケティング戦略に洗脳されてる層だから、アンダーグラウンドを無視でブルータルでプリミティブなバンドをまったく聴かないんだよ。
だからブラックメタルと言ってもせいぜい美しさと荘厳さを加えたメイヘムやエンペラー以降の所謂2ndウェーブ・ブラックメタル止まりなんだよ。完全にマス向けに小綺麗にアップデートしたクルイドル・オブ・フィルスやディム・ボルギルなんかを狂暴でロウな音だと思ってるぐらい残念なことになってる。
なので、ブラックメタルの中でも最も古くブルータルで冒涜的でサタニックなジャンルであるWar/Bestial BlackMetalはまったく人気がないんだ。大半のメタラーはこのジャンル自体知らないぐらいだからな。
そんなWar/Bestial不毛之地である日本にその代表格で先駆者と言ってもいいBeheritとBlasphemyが来年の4月に来日するってアナウンスがあって電撃が走ったぜ😬⚡️1つだけでも大事件なのに2つまとめてとはな。
来年の話をすると鬼が笑うと言うが関係ねぇ。鬼に嗤われようが食われようが言いたく言いたくて、もう興奮が収まらんのよ。サタニックプリミティブな同士達ともLINEその他で話しまくってるんだが、それでもそれでも興奮と衝動が、ロマンティック💓が、サタニック😈が止まらねぇーんだアアアァァァァーー🤘🤘🤘🤘🤘🤘

なので例によってここまではまったく映画と絡まないのでスルーして読むよう最初に勧告すべきだったんだが、この駄文を機にWar/Bestial ブラックメタルに興味持ってくれる方が出てくることを期待して、あえてノー勧告でやらして貰いました、許してね😘
映画のレビューは以下から。


妻とはマンネリで何となく距離ができ、2人の息子にはダサいと軽蔑されてる主人公が妻との愛と息子達への尊敬を勝ち取るために、4000キロ先にある思い出のテーマパークへの車旅行を企画する。

父親が奮闘して家族の絆を取り戻す、アメリカお得意のハートフルコメディ。こういう話、時代が変わってもアメリカでは作りつづけられていて、流行り廃りに関係なくそこそこヒットしてる。
大枠はルーティンで内容も同工異曲なんだけど、アメリカのコメディはその時代の空気感をユーモラスに反映させる演出が巧みだからなんだろうな。
その時代のある階層、家族の理想と現実のギャップ、親と子のキャラクター等のリアリティーラインが的確でそこを突いてくるセリフやギャグが鋭くておもしろい。なので自分も時々観たくなる。

そういう基準でいうと本作はちょっとルーティン過ぎるきらいはあったけど楽しく観れた。
気になったのがゲロ🤮やウンコ💩絡みやLGBTQに配慮にかけるギャグが過剰で違和感を感じた。2015年だとまだこんな感じなのかな?と。
妻が酔って盛大にゲロ吐くんだけど、これは『ブライメイズ』の影響を感じた。あれが受けた要因の1つが女性がゲロ吐いたり💩漏らすとこだったから。受けるモノをどん欲に取り込むのが商業映画の本質だし笑

この下ネタ推し全体的にはハズレが多かったけど、四州の州境が交差する記念地で「四州に股がってやろうぜ」と盛り上がり、夫婦で夜中に宿抜け出し青姦を決行しようとしたら、「勝手に割り込むな、並べ💢」と先着していた夫婦に怒られ、周囲を見ると何組もの夫婦やカップルが列を作っていた笑 これは後の展開も含めて意外性があって笑えた😂
それと妻の妹の夫役がクリス・ヘムズワースが無神経でナルシストのイケメン成金を好演してた。一見豪放で爽やかで気の置けない雰囲気だが、バリバリ保守で共和党支持、父権主義で妻の妹を愛してると放言しながら働きに出たいと言う彼女の願いを聞き入れない。
保守的でプライドの高い成功者の男によくある女をトロフィーワイフだと思ってる抑圧的ないやな男なんだけど、これをコメディからはみ出ない程度に闇を出し笑えるトーンで演じていた。そのコメディ・リリーフ力に感動した笑
クリヘムは『ゴーストバスターズ』のリメイクでも筋トレにしか興味のないアーパーなイケメンもハマってたし、こういう役が向いてんだろうな。
blacknessfall

blacknessfall