あきしげ

メカニック ワールドミッションのあきしげのレビュー・感想・評価

2.5
水泳の飛び込み選手、イギリス代表、ジェイソン・ステイサム。

良かった点。

・ジェイソン・ステイサムのアクション
・ジェシカ・アルバが美しい
・トミー・リー・ジョーンズがファンキー

悪かった点。

・前作を踏みにじる雑な設定
・ストーリーが破綻
・悪役の雑な扱い
・なんでサイモン・ウェストが監督じゃないんだ?

前作は一本筋の通った男気ある作品だった。
そこにジェイソン・ステイサムのアクションが加わる。
チャールズ・ブロンソン主演の作品をリメイクしただけはある。
とにかく、色々とハマっていました。

そして、待望の続編。
監督がドイツ出身のデニス・ガンゼルという馬の骨。
サスペンス映画しか撮った事がありません。
そうなれば、本作の出来は納得できる。

アクションはジェイソン・ステイサムが勝手に盛り上げる。
放っておいても心配はありません。
問題はそこじゃなく、主人公がメカニックと呼ばれる所以。
これを完全に勘違いした方向で物語を展開させる。
1ミリでもズレたら単なるジェイソン・ステイサムのアクション映画に成り下がる。
前作は絶妙なバランスを保っていました。

しかし、本作では1ミリというレベルじゃないズレ。
監督をはじめとした脚本もクソみたない作品を生み出す。
ジェイソン・ステイサムじゃなければB級映画。

何がワールドミッションだ。
その前にマトモなプロットでも組んでから世界に飛び出せ。
そんな言葉も聞こえてきそうな雑すぎる展開である。

ストーリーや設定、悪役はクソだが、唯一褒められるところ。
それはジェイソン・ステイサムの華麗なる飛び込みシーン。
さすがは元イギリス代表の飛び込み選手でした。
飛ぶ前からのフォームがキレイすぎて見返してしまった。
これが観られただけでもいいかもしれない。

ジェイソン・ステイサムはまだまだ現役です。
あきしげ

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