サミー

ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐのサミーのレビュー・感想・評価

3.1
編集者である主人公と作家との人間ドラマ。
重厚であるか否かはわからないが、とても面白い。

主人公は家でも帽子を脱がない癖を持っている。当初はこれに対して変というのを通り越して常識のない人だなと思いましたが、史実に基づいているのならば仕方がないです。
この帽子、作家の死後に主人公に届いた手紙を読む際に初めて脱ぎます。それにより作家への敬意と共に、これまで被っていた事自体が伏線となります。これがすばらしく、まさに敬意を払いたい気持ちになります。
サミー

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