爆裂BOX

ターミネーター・ソルジャーの爆裂BOXのレビュー・感想・評価

2.9
中南米のジャングルで極秘実験中の科学者たちが音信不通になりタイラー率いる特殊部隊とCIAエージェントカサンドラと共に現地へ飛ぶが、姿の見えない敵に襲われ…というストーリー。
軍によって極秘開発されたサイボーグ兵士と特殊部隊がジャングルで戦うSfアクションです。サイボーグ兵士なんでタイトルにターミネーターついたんでしょうが、粗筋を見てもらえればわかる通りストーリー展開や光学迷彩によって姿の見えないサイボーグ兵士がテロリストや特殊部隊の隊員をエネルギー弾の様なもので次々葬っていく描写など明らかに同じシュワルツェネッガー主演の「プレデター」パクってます。サイボーグ兵士が戦闘で負った傷を応急処置して雄叫び上げる所まで完コピしてますね。
主人公であるタイラー率いる荒くれ特殊部隊は当然ちゃ当然ですが「プレデター」のダッチ・シェーファー率いる特殊部隊と比べて全然強者感ありません。あっちは本当に強そうに見えたしメンバー其々個性あってキャラ立ってましたが、こちらはそんなに強そうに見えないし、キャラも立ってないですね。基本彼らがだべったり喧嘩したりで進みます。
CIAエージェントのカサンドラがヒロイン枠ですが、終始偉そうに喚いててロクに活躍しないしイライラさせて早く死んでほしいと思ってしまいますね。でも、ヒロインだから最後まで生き残るんだよなぁ。「プレデター」のキャラで言えばアンナとディロンを合わせたキャラなんでしょうけど、ディロンはこんなにウザくなかったしイライラしなかったぞ。
主役と言えるサイボーグ兵士は光学迷彩解いた姿はドラゴンボールのスカウターみたいなのつけた白塗りのハゲのオッサンで正直カッコ悪いです。プレデターの様に一人づつ襲ったのはテロリストと特殊部隊の最初の一人か二人ぐらいで後は撤退中の所を襲って一気呵成にバタバタ殺していきます。
エネルギー弾喰らって腹から臓物がぼたぼたこぼれたり、頭部破裂や顔面穴あき、殺した人間の脳を吸い取るという設定から脳味噌吸出しなどチープながらゴア描写は結構盛り込んでますね。
最後は主人公とサイボーグ兵士のタイマンバトルになりますが、余りにあっさり決着ついてびっくりしました。もう一バトルあると思ってただけに本当にあれで終わって逆にびっくりですよ。
個人的にはそんなに退屈せずに見ましたが、よっぽど「プレデター」が好きって人じゃなけらば見なくていいかなぁ。でも、そういう人は見たら怒るか…