ユースケ

ドント・ブリーズのユースケのネタバレレビュー・内容・結末

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

2016年12月16日、惑星スカリフで盲目のドニー・イェンがカンフーとフォースを融合させ、希望を繋いで見せていた頃(【ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー】参照)、どん詰まりの街デトロイトでは盲目のジジイ(スティーヴン・ラング)が家に押し入ってきた3人組の強盗に地獄を見せていた。

ナメてかかった盲目のジジイは素手で人間を狩る殺人マシーンだったというジジイ版【暗くなるまで待って】。
ぶっとい腕をした盲目のジジイが音を頼りに全力で殺しに来る緊張感はまさにドント・ブリーズ(息をするな)。画面にジジイが映っていないといつぶっとい腕が飛び出して来るのかわからないので、画面にジジイが映って暴れ回っている時の方が安心できるというジジイ萌え仕様が素晴らしい。ジジイの目を補う【クジョー】ライクな犬の存在もジジイの狂気じみた娘への想いもたまりません。

更に、オープニングのジジイに引きずられる女性の映像をはじめ、ジジイの家の周辺情報や構造情報など、丁寧な伏線の張り方も秀逸。
個人的には高評価だったけど、世間的には低評価だった【死霊のはらわた】のリメイク版のリベンジを果たしたフェデ・アルバレス監督に拍手を送りたいです。

息もできないくらい♪ねえ、ジジイに夢中だよ♪ドンブリ最高。退役(体液)軍人最高。