にゃんこむ

ドント・ブリーズのにゃんこむのレビュー・感想・評価

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)
3.3
ネットフリックスで視聴。
盲目な一人暮らしの老人の家に大金があると知った男女が家に忍び込んだはいいけれど、なんと老人は退役軍人。こんなことで大金が手に入るなんてちょろいと舐めて掛かっていたところ、返り討ちに合うのでした。

予告をやあらすじを見て、狂気の老人の家に迷い込んでしまった男女が、老人に気づかれないよう静かに逃げるスリラーかと思っていたのですが、かなり序盤から老人には存在を気付かれて追われてしまいます。

大金を手に入れる理由として、不良少女が家庭崩壊した家を抜け出すための逃走資金にするという名目はあるのですが、それにしても盲目の老人の家からお金を盗もうなんてのは賛成できません。そんなお金で人生やり直せると思うなー!共犯者の男二人もなんか胡散臭い!

なので、劇中ではひたすら老人の応援でした。
がんばれー!コソドロ逃がすな!やっつけろー!

老人が狂気的であるような演出がなされていますが、娘さんの事を除けば正当防衛ですよね。他の人と見ると気まずくなりそうな例のシーンもある意味”紳士的”ではあるので、そこまで殺人狂って気はしませんでした。それよりも、不良少女に娘さんを殺されて可哀想だし、不良共にお金を狙われて可哀想なおじいさん。

一般人が理不尽な目に遭う作品は苦手ですが、自業自得でしょう?と思えるので気軽に見れて好きです。
パッケージや謳い文句はホラーを前面に押し出していましたが、フィルマークスのジャンルでも登録されているようにスリラー作品でした。
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