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クリーピー 偽りの隣人のcanoのレビュー・感想・評価

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)
3.2
まともな人間はいないのか?!
終始すべてがギクシャクしてるように見える。

人が、突然怒ったり笑ったり顔色を変えると、本当に奇妙で怖い。香川さんの感情表現や、藤野涼子さんの冷静で淡々としている演技に、ゾクっとする。
誰も味わいたくない独特の変な気味の悪さがこの映画の特徴だと思う。(時折あるツッコミどころは雰囲気にのまれてどうでも良くなった)

映画を観ていて、北九州のあの事件を思い出したけど、実際にモデルになってるみたい。
ただ、犯人の手口が少し違って残念だった。実話の方が、心の底から恐ろしい。


例えば
トイレに入ったばかりでも、ノックされると、すみませんすぐ出ますって思うこの感情を、悪く利用すると、マインドコントロールになる気がした。自分は悪くないけど、たまたま相手も悪くない様子で堂々と来られたら、すみませんって従ってしまうような気の優しい人が、かかってしまうんだろうなぁ。
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