ハレルヤ

13時間 ベンガジの秘密の兵士のハレルヤのレビュー・感想・評価

3.9
2012年9月に実際に起こったリビアのベンガジにあるアメリカ領事館襲撃事件。その救出に向かったCIAを護衛する民間組織GRSが体験する壮絶な13時間を描いた戦争映画。

世界で最も危険な地域とされているベンガジ。その異常な地域性は冒頭5分で早速証明。中盤までは少し退屈な場面ばかりですが、襲撃が始まってからラストまでは完全ノンストップで怒濤の戦闘が繰り広げられます。

登場人物の背景描写が薄いだの、何故領事館が襲われるのか説明が全く無いだの、そんなマイナスポイントを全て吹っ飛ばすような後半の勢い。

絶え間ない銃撃戦に次々と起こる爆発、誰が敵で誰が味方か分からない緊張感。アクション描写はほぼ完璧に近い完成度。これぞマイケル・ベイ監督の真骨頂と言える仕上がりでしょう。

「ブラックホーク・ダウン」を思い出させる約1時間半にも及ぶ猛烈な戦い。2時間半近くの長さもそれほど気になりませんでした。これが実話というのも本当に凄い話。

キャストもほぼ知らない人だらけで、皆髭面だから余計に区別が付きにくい感じでしたが、その中でも「24 -Twenty Four-」でジャックの相棒だったチェイス役のジェームズ・バッジ・デールが出ていたのには驚きました!その髭面のせいで調べるまで分からなかった。笑
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