にぼし君

ディストラクション・ベイビーズのにぼし君のネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

柳楽優弥の表情の演技力半端ない。菅田将暉が安っぽく見えるほど(菅田将暉の役柄が安っぽいのもある)柳楽優弥がやばい。

柳楽は、狂人ではなく、ただただ暴力に人生の楽しさを見つけてしまっただけなんだな。ほぼセリフはないのに存在感が半端ない。その辺はファイトクラブを彷彿させる。

菅田は、ザ・凡人。非凡人を際立たせるためには凡人が必要。普通にクズで普通に弱虫。弱虫は弱いものしか攻撃しない。弱いものには強い。菅田の弱いものしか攻撃しない描写あるんだから、池松のキャラの意味があんまわからなかった。

小松菜奈は正直いらなかったけど、小松菜奈が人殺しした後、柳楽が「どうだった?」って楽しげに聞くシーンめっちゃいい。その後、自分も人殺してみたくなって初めて殺すとこも良すぎる。ドアバンして、菅田殺すシーン好き。女の計算高さと柳楽の脳みそすっからかんな感じの対比がいい。

村上虹郎もアクセントとしてちょうどいい。もうちょっと絡みがあればもっと良かった。北村匠海はない。

祭りと殴り合い。何が違うんだろうね。すっからかんで、どっちも楽しいね。
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