いちごろう

ヒトラーの忘れもののいちごろうのネタバレレビュー・内容・結末

ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

オープニングの行進で心を掴まされ、地雷処理訓練が始まるところからは終始緊張しっぱなし。ホラー映画のように、ゆっくりゆっくり今かまだかと見たくないその瞬間の訪れを薄目で待つ…。一度経験すると何でもないシーンでも、身構えてしまう。
その緊張感の中で育まれる疑似家族のような関係。愛情と相反して、戦争という、個人ではどうにも力が及ばすことが出来ないリアル。
ラストシーン、いつその“瞬間”がやって来るのか、お願いだからやめてくれと強く祈りながら鑑賞した記憶。
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