ちぃ

ヒトラーの忘れもののちぃのネタバレレビュー・内容・結末

ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

★4 1945年5月。ナチス・ドイツが降伏。

戦争中にデンマークの西海岸にドイツ軍が埋めた200万個もの地雷撤去に捕虜のドイツ兵たちが駆り出された。
その大半が10代の少年兵。

満足な食事も与えられず、地雷撤去が済めば家に帰してくれるという望みだけで彼らは死と隣り合わせの自裁撤去をただひたすらに行う。

彼らの指揮をとるのは、デンマーク軍軍曹ラスムスン。
ドイツ兵をひどく憎んでいた彼だったが、その気持ちにも変化が訪れる。

常に地雷がいつ爆発するかとヒヤヒヤし、少年兵の追い込まれている様子も見ていると辛い。

戦争は個人個人が国を背負って戦いいがみ合うのだけれど、1人の人として相手を知れば、きっとラスムスンのような行動に出ると思う。

ヒトラーの忘れものっていう邦題ちょっと軽く感じる。忘れものの事が地雷であっても、ドイツ兵の少年たちであっても。
ちぃ

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