観たかったのに都合がつかないまま上映が終わってしまい諦めていましたが、新宿で限定公開されたので行って来ました。
戦争でドイツ軍は負け終戦を迎えるが、そこにはデンマーク人にすらあまり知られていない驚愕の史実があった。
ドイツ軍によってデンマークの海岸に
埋められた220万個の地雷を撤去したドイツの捕虜兵達、彼らは皆少年だった…。
もうね、地雷撤去のシーンはずっと緊張が続くんです。爆発のシーンは思わず目を伏せてしまいました。
重い重い映画です。観る前は泣くだろうなと思いましたが重すぎて泣けなかった…。
だってあの少年達、うちの子供らと同じくらいって思ったら泣いてる場合じゃない。そんなとこを超越してる。恐怖心しかない。
なぜヒトラーの起こした過ちの代償をこの少年達が払わなければならないのか?
戦争が終わって尚このような地獄の日々を経験しなければならないのか?
理不尽すぎてとても後味が悪かった。
デンマークからすればドイツ=悪でしょうから大人だろうが子供だろうが憎しみの対象となるのも分かるんだけど、それじゃ、ヒトラーと変わらないじゃないか!
ラストを観てもあまり救われた気持ちにはなれなかった。
あの軍曹はどうなるのだろう。
デンマークの作品で監督もデンマーク人。自国の汚点と言っても良いくらいの史実を映画にしたのはすごい事だと思います。
私はこの史実を知りませんでした。
映画は学びの機会だなとつくづく思います。