あずきち

ヒトラーの忘れもののあずきちのレビュー・感想・評価

ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)
4.3
久しぶりの映画鑑賞です🙋‍♀️
W杯ロスと酷暑で意識ないまま今日まで生きてました⚽️🏆🌞


戦後、ナチスによってデンマークの浜辺に埋められた地雷を捕虜のドイツ少年兵が死と隣り合わせで地雷撤去を行うお話。

2000人以上のドイツ兵が地雷撤去を強要され、そして半数以上が死ぬか手足を失いその大半が少年兵という史実が歴史上にあるのを知りませんでした。
知れてよかった。

ストーリーは常に死と隣り合わせの張りつめた緊張感のおかげ100分映画とは思えないメンタルが疲れる内容でした。
序盤でもう「これは凄いな」と作品に引き込まれていました。ドイツが連合国の侵入を防ぐ為に埋めた物で自国の人間が死んでいくってすごい内容...。地雷解体シーンは集中するしハラハラするし本当に疲れます。

少年たちが国に帰ったらやりたい事の話も「せやな、せやな...」と普通に辛い気持ちで聞いてましたね...。戦争映画で帰ったら〜をするんだって話をされると死亡フラグになるけど、なぜ普通に聞いてたかってコレは戦後の話ですから...。
少年たちと軍曹の関係の緩急はよかったですね。軍曹にも今まで苦しめられた敵国の人間ではあるけれど、目の前で死と隣り合わせの作業をしているのはただの少年たちってところで葛藤していたのもよく分かりました。ただ犬のあれは...軍曹それ八つ当たりじゃん...とも思ったり...。


私が1番感動したのはセバスチャン役の彼は凄いですね。軍曹と岩場(かな?)で会話している時の表情が凄すぎて凄すぎました👀!!あの場にいたのは演じている彼じゃなくて冷静なセバスチャンがいたんだ...。


やっぱり戦争で1番苦しむのは子どもたちではなかろうか。

"LAND OF MINE"
あずきち

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